J&H Films『LUGINSKY』

フィリピンのバクナワ・フェスティバルに

招待作品として上映決定。


The Festival runs December 16 – 20, 2022


Haiena / 2020 / Japanese with English subtitles / Japan / 63 mins / 

It is under the section 'Excessive Dawn" for films that have very unique visions, oftentimes too brave for normal/common eyes. The excess I am talking here is the kind that generates strong feelings towards the film - whether provocation, liking, praise or alienation. Whatever the reaction to these films though, I feel that audiences are given something that is out of their comfort zones and such surprise (or perhaps even discomfort) creates either tension, amazement or surprise so they will surely not just merely disregard. As such the film communicates its story and themes in ways that will change the way an individual think and process messages thrown at him/her.

この作品は「過剰な夜明け」という部門で上映されます。この部門は、一般的な目にはあまりにも大胆で、非常にユニークなビジョンを持つ映画のためのものです。ここで言う「過剰」とは、挑発や孤高であることの賞賛を通じて、映画に対する強い感情を生み出すようなものを指します。これらの映画に対する反応がどうであれ、観客は自分の居心地のいい場所の外から何かを与えられ、その驚き(あるいは不快感)が緊張や面白さを生み出し、無関心ではいられなくさせられるのだろうと思います。このような映画は、そのストーリーやテーマが、観客一人ひとりの考え方や投げかけられたメッセージの受け止め方を変えてしまうのです。

BAKUWANA Festival 2022


story


高等市民、平民という階級制度の敷かれた或る国家、平民労働者の鹿男はオートバイ事故により慢性の幻視を負うことになる。失業した鹿男はダンスホール『黄色い走馬灯』にて原料不明の密造酒を口にする。密造酒の中毒となった鹿男は、恋人ムシェットと共に一層として現実架空の区別を失い、不条理な成り行きを幾度も往来することになる。


trailer


summary


賃金労働者専門平均食堂『固定ソックスと電気工』にて、ミッキー・チェンバースから聞かされた「知らない思い出」、これを基とした原作の映画化。数百枚からなるデスクトップアート、コラージュ画(静止画)で構成される映像には多重露光表現が加えられ、動画合成にはトラックマット、クロマキー合成を使用。グリッチや露出の変化によって、不規則性や既存視覚性からの逸脱を強化。音楽はchillwaveを主として、IDM、エクスペリメンタル、ビッグビートなどのエレクトロニックミュージックを使用。楽曲はすべてKORGのVOLCAシリーズで制作。

出演:大谷修久、水田真央、haiena(以上 声の出演)、こぐちゆみ(ムシェットフォトモデル)

制作期間 18カ月 カラー63分

ぴあフィルムフェスティバルPFFアワード2020

映画ファン賞を受賞。

2021年 香港国際映画祭、招待作品として正式出品、上映されました。

2021年 オランダ「カメラ・ジャパン・フェスティバル」招待作品として正式出品、上映されました。

2021年 カナダ「「Rendezvous With Madness Festival 2021」招待作品として上映されました。

2022年 台湾「桃園映画祭」招待作品として正式出品、上映されました。

2022年 フィリピン「バクナワ・フェスティバル」招待作品として正式出品、上映予定。

国内では2021年8月よりU-NEXTにて配信中。